大学卒業まで残り半年

時間の流れは速いもので、気がつけば学部4回生となって残りの学生生活も半年となっていた。

だから別になんだというわけではないんだけども、今日は内定先のソフトバンクの内定式があり、節目として色々振り返るにはちょうどいい機会だということ簡単に文に起こしておこうかなというモチベで書き始めたのが今回のエントリー。

自分にとっての学業

少々昔の話なんだけれども、自分は大学生以前まではそこまで勉強熱心ではなかったと思う。

別に大した進学校ではなかった(ちょうど自称進学校という表現が適切なレベル)中高では、ひたすら部活(アメフト)に明け暮れていた感じだった。

志望する大学についてもとりあえず慶應あたりのいい感じの大学に行ければいいやくらいのつもりだったので、うまいこと高校からの推薦が取れればいいやという感じ。

そんな中でなんで今京大にいるのかというと、一度京大のアメフト部と合同練習する機会があり、そのときに話した京大生が面白くて、別に京大のアメフト部に入ろうと思ったわけではないけどなんとなく京大に対して憧れを持ち始めたのが一番最初のきっかけだったと思う。

ここらへんについてグダグダ書いていると文庫本ができるんじゃないかってくらい長くなるので割愛するけど、高3の頃は京大に受かるための受験勉強に励んでいた。

結局現役では京大に落ちて浪人することになったわけなんだけども。

さて、自分が勉強を楽しいと思えるようになったきっかけは実はこの浪人中にあって、浪人のときに物理の講師をしていた山本義隆先生。

この先生はホントにすごい人で(リンクを辿ればいかにすごい人かわかると思う、恐らく物理学徒で知らない人はいないはず)、いつも授業中に勉強は楽しいんだぞという旨を伝えつつ楽しそうに授業を進めてくれていて、そのときから自分も大学に入ってもっといろんなことを勉強したいなと思い始めた。

その後無事に京大の理学部に受かって大学生活が始まった。

待ちに待っていた大学生活で、しかも憧れの京大で、どんな感じなんだろうかとワクワクしていたのだけれど、最初の1週間を過ごしての感想が授業が全く面白くないだった。

受験後から入学前にかけて趣味で線形代数を勉強していたりしたけど授業がものすごく退屈で、そんな感じで気がつけば授業に全く出席しないようになっていた。

で、そんな中で自分がのめりこんだのがプログラミングで、大学合格祝いで買ってもらったMacbook Airで色々やり始めていたのでそれに本格着手することにした。

合格後にMacbookを買ってもらったわけなんだけれども、そのときはそういえばプログラミングなるものが存在するらしいけど全く知らないしちょっと興味あるからやってみようかなというモチベで、テキトーなプログラミング解説サイトを見ながらC言語でしょぼいコードを書き始めていた。

ちなみにそのとき参照していたサイトがこれ。

webkaru.net

環境構築の仕方から簡単なUnixコマンドの解説も載っていて、初学者が学ぶにしてはちょうどよかったのかなと今は思う。

ちなみにC言語をやっていたと言ってもポインタとかよくわかっていなかったのでアドレス演算子とか全く知らなかったし、

#include <stdio.h>

int main(void){
    printf("Hello World!");

    return 0;
}

の中身でprintf()以外の部分に関してはナンカスゴイ呪文ナンダナーくらいの感覚だった。

int main(){ ... }でなぜreturn 0;をするのかもよくわかっていなかった。

ただまあとりあえずコードは書けるわけで、なんとなくやりたい計算とかはできるのでそれで素数を羅列するようなコードを書いたりとかして遊んでいた。

そうこうしているうちに他の言語にも手を出してみようと思い、そこで始めたのがPythonだった。

多分この言語選択が自分の学生生活を大きく変えたものだったと思う。

ちょうど当時は『ゼロから作るディープラーニング』が出版されたばかりで、AIとか人工知能という単語がバズり始めていた時期だったので、そのディープ本を買ってひたすら独学で機械学習を勉強していた。

そんな中で、産学連携の関係で日立製作所が京大のキャンパス内に基礎研究所の一部を置いていて、そこで学生研究員を募集していたので応募してみたところ合格をもらい、学生研究員として日立の基礎研で研究をし始めた。

ちょうどこの日立で働き始めたのが学部2回生の6月頃だったと思う。2017年の6月。

日立では主に強化学習の研究をしていて、学部3回生の7月ごろまで色々研究をさせてもらった。

周りの学生研究員は修士の人ばかりだったので、そんな中で学部生として同じく研究に携われたのは良い経験だったと思うし、当時の上司には非常に感謝している。

...とまあ昔話はここら辺にしておいて、本題に話を戻すと、自分は大学という学術機関にどっぷり浸かっていたというわけではない。

日立や他のAIベンチャーなどの企業サイドに身を置いている時間が長かったので、あまり学部生としてあるべき姿(ちゃんと授業を聞いて予習復習をしっかりやって...的な)は全くもって体現できていない。

ただ、授業はサボっていたわけだけど学んでいないということではなくて、むしろかなり積極的に勉強していたと思う。

日立での強化学習の研究に必要なことは機械学習系の概念は全部勉強したし、上司にコードレビューをしてもらっていたので良いコードの書き方やメンテナンス、リファクタリング諸々も学んだ(ちなみにこのときEmacsを布教された)(Emacsはいいぞ)

かなり特殊な状況下だったけど、大学生という時間を使って好きなことをちゃんと勉強できたのかなと思う。

こういう背景のもと、自分が考えるに、大学は自分の勉強したいことを勉強する環境という認識が一番いいのかなと思う。

大学から提供されるものを適宜取捨選択し、その中で自分が必要としてることだけを掴み取っていけばいいのかな、と。

大学生活は基本的に自由で縛りがないもので、最低限のことをやっておけば誰も怒らないし、なんなら法律さえ守ればなんでもオッケーみたいな空気があるわけで、全て自主性に任されるからこそ、いかに主体的になって学びたいことを学べるかということが大学における学業の本質なんだと思う。

ちゃんと授業に出席して勉強するのもいいし、自分のように企業などの学外の組織に身を置いて付随する必要なことを勉強するのもいいし、そこらへんは各自の選択のもとになんでもいいと思う。

学びたいことを好きに学ぶ、それが学業との向き合い方で、それが勉強の楽しさなのかなと今は考えている。

研究とエンジニアリング

今日の内定式では社長や副社長からソフトバンクがどこに向かっていってどんなことを実現したいかというアツい話をしていただいたのだけれども、やっぱりエンジニアリングは面白いなぁという感想になった。

自分の中では

  • エンジニアリング = 既存の技術でどう社会の問題を解決していくか
  • 研究 = 未知の可能性をどう開拓していくか

というような区分けがあると定義していて、ここらへんの似たような二項対立としては理学と工学企業とアカデミアあたりもあるのかもしれない。

もしかしたらこれらは二項対立ではなく直交関係にあると言った方が正確なのかもだけど、少なくともこれらは互いに明確に違う部分があると思う。

もちろん、あまり厳密かつ明確に区別するのは難しいしエラーケースもたくさん出てくると思うので一般論なんかないのだろうけど、あくまで漠然とした傾向として。

自分のポジションとしては技術を人の役に立てて価値を創出して世の中を良くしていきたいという考えのもと、企業サイドであることは一応ここで表明しておく(あまり伺うような見方は好きではないので積極的にポジションを取りに行くスタイル)

さて、これらの二項対立について考えていると実はその人の本質に関する根源的な問いにぶつかると思う。

つまりどういうことかというと、利己的な行動に喜びを見出すか、利他的な行動に喜びを見出すか。

自分はどちらかというと自分から積極的に面白いことをやって自分から笑いに行くというより他人を面白がらせてその人たちが笑っている様子を見て自分も笑うというような感じ(?)で、こうした観点だと利他的な人間なんだと思う。

そう考えたとき、自分は技術を社会に直接活かすことによって価値を生みたいと考えている。

そのもとで研究とエンジニアリングで考えると自分はつくづくエンジニアリング寄りの人間なのかな、と。

もしかしたら研究とエンジニアリングは二項対立でも直交関係でもなく段階の違いでしかないのかもしれない。

ここらへんについては色々考え方があるので難しいのだけど、ただ一つ、社会の既存の問題をどう面白く解いていくか、これがエンジニアとしての自分が突き詰めるべき問いなんだと最近は考えている。

この問いに答えるためにフィールドとして自分はソフトバンクは最高のフィールドだと思っていて、来年からは全力でフルコミットしていこうと思う。

終わりに

最近は色々答えが出にくい難しいことを考えすぎているような気がしている。

ただ、大学生活の中での一つの成長として、自分は何者で何がしたいのかという問いにしっかりと答えられるようになった。

こんなことを書くのは恥ずかしい感じもするけど、あえてここで大学生活の中で自分が得たものを言葉にしておきたくて、この問いには「ソフトウェアエンジニアとして技術で誰かを喜ばせたい」と答えておこうと思う。

社会人となって、自分の人生をどうデザインしていくかについては永遠の課題になるだろうけど、色々今後もがんばって行こうと思う。

うーん、またわけのわからないポエムを書いてしまった...

まあ数年後の自分がどうなってるかを楽しみにしておこうと思う。

人生がんばるぞい!